第81回アカデミー賞外国語映画賞作品「おくりびと」で一躍有名になった納棺師の仕事を初めて直接拝見しました。清拭は体を清めるだけではなく、生き抜いた人生の苦労をねぎらう行為で、仕来りや歴史を語りながら、家族も手伝い入棺前の着替えや、清拭を指導する納棺師は哲学者であり、宗教者でもある稀有な職種と再認識いたしました。宗派の違いで焼香やお作法の違いはありますが、先祖代々続く各宗派の仕来りを守り、亡くなられた方の宗派にかかわらず、自分の宗派の作法を踏襲して焼香や拝礼をする等々、驚くべき知識と手際よく旅立ちの作業を続ける目の前のおくりびとに敬意を表し本日のブログを終了します。