鷺沼診療所 | 日記 | 矢部友衛

大正新興美術、日本プロレタリア美術の代表的な画家のひとりで、プロレタリア運動を通じてロシア美術を日本に伝え、自らも労働者を多く描いた洋画家、矢部友衛は東京美術学校（現東京芸術大学）日本画科を卒業し、次兄を頼って渡米、渡仏しパリで立体派アンドレ・ロートの研究後に帰国。日本で初めて立体派絵画を紹介して、第九回二科展に「裸婦」「踊子」などロートの影響の濃い習作を出品し入選しました。ピカソに似た画風の裸婦は早稲田大学會津八一記念博物館（富岡コレクション）で閲覧できます。