2015/05/23
糖尿病で癌は1.2倍上昇する！


第56回日本糖尿病学会年次学術集会で日本糖尿病学会と日本癌学会から合同シンポジウムの委員会報告がありました。約33万5,000の2型糖尿病患者さんから、約3万3,000の発癌患者さんが認められ、全癌罹患リスクは1.2倍（男性1.19倍、女性1.19倍）に上昇し、2型糖尿病の患者は、癌全体の発症リスクが1.2倍に上昇することが報告されました。　各種癌の相対リスクは、膵臓癌1.85倍、肝臓癌1.97倍、大腸癌1.40倍高く、乳癌0.95倍、前立腺癌0.96倍では糖尿病との関連はみられませんでした。今年のBMJ誌電子版でも高インスリン血症と高血糖は膵癌の発症リスクを上昇させることが報告され、運動不足と過食から癌を発症させる患者さんの増加が懸念されます。心配な方は鷺沼診療所で腫瘍マーカーの検査をお勧めしています。044-855-9977へお問い合わせください！

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