鷺沼診療所 | 日記 | 日本版CCRC考想

米国では、高齢者が移り住み、健康時から介護・医療が必要となる時期まで継続的なケアや生活支援サービス等を受けながら生涯学習や社会活動等に参加するような共同体（CCRC：Continuing Care Retirement Community）が約2,000箇所に75万人程が生活しています。特に大学での生涯学習等を通じて、知的刺激や多世代交流を求める高齢者のニーズに対応する大学連携型CCRCが近年増加している様です。日本でも秋田、新潟、石川、福井、栃木、茨城、高知、長崎で考想が具体化してきました。地方版大規模サービス付き高齢者専用住宅でボランティア、趣味、スポーツ等の知的活動で健康寿命を延ばして介護を遅らせる戦略です！是非、成功させてもらいたいものですが、超高齢化でトップランナーの日本が後続国のモノマネをして対応しようとするその姿は、答えの無い問題を解決する能力が皆無な高級官僚らしい発想で、また失敗するのでは・・・と大変心配しています！お寒い官僚の、答えの無い問題解決能力は、ゆとり教育（文科省）や失われた20年（財務省）をみれば一目瞭然です！政治家よガンバレ！